「滝あやこのホロスコープリーディング」の特徴として、前回は「出生図第一主義」を挙げました。
わたしのホロスコープセッションは、「出生図をじっくり読んでいくスタイル」だということ、そして「出生図がいかに重要なのか」ということをお伝えしています。
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続きまして、その出生図の「読み方」についてのお話。
「滝あやこのホロスコープリーディング」の特徴(2)は、「クライアント様との共同作業で解読する」ということです。
図を共有できることの意味
一般的に「占い」というと、占い師から「あなたはこういう性格ですね」「来年は運気が低迷しますよ」などと、一方的に、かつ断定的に言われる、というイメージではないでしょうか。
プロが言うならそうなのかもしれないけど、いまいち納得がいかないなあ、と思ったことはありませんか。なんか適当な思いつきで言っているんじゃないの、とか…(わたしの性格がもともと疑り深いからというのもあるかもしれませんが)。
ほとんどの場合、その占い結果に至った理由がブラックボックスになっていて、根拠を説明してくれないからです(説明しようにも説明できない、ということもありますね)。
以前、ある占い師の方がおっしゃっていたことがあります。
「手相占いが根強く人気なのは、“手”という実物を一緒に見るから。そこに揺るがない証拠があるので、説明に納得してもらいやすい」
なるほど、確かに!と思いました。手相とは少し違いますが、ホロスコープもはっきりとした「図」として提示できるというところに、魅力があると思っています。
惑星と地球の関係が織りなす宇宙のエネルギー、リズム。
そうした本来は目に見えないものを、二次元の円と記号に表し、目に見える拠り所としてくれるツールが、ホロスコープなのです。
わたしのセッションでは「あなたはこういう人です」と結果だけを断定的に伝えるのではなく、図を一緒に眺めながら「ホロスコープには、こういうサインが出ているので、あなたはこういう人だと読み取れますよ」と伝えています。そのほうが、断然受け入れてもらいやすいからです。
基本のルールをシェアする
目に見える拠り所になっているとはいえ、ホロスコープをはじめて見た方は「なんのこっちゃ」と思われることでしょう。円が区切られていて、そこにいろんな記号が並んでいて、線も引かれていて…。
ホロスコープは「暗号を解読する」というニュアンスが近いかもしれません。
そして、ホロスコープ鑑定士は「暗号解読のためのカギを持っている人」ということになります。
その際、鑑定士が解読結果だけを伝えたのでは、一方的で断定的な占いと変わりませんよね。どういうルールがあり、どうしてそう読めるのか、ということもあわせて本人が理解できなければ、納得感は半減してしまうと思います。
そのため、わたしのセッションでは、最初の30分ほどを「カギの使い方」をシェアすることに充てています。ホロスコープを読み解くためにわたしが使っている基礎的なルールをシェアするのです。そのあと、そのルールに基づいて、一緒にご本人のホロスコープを解読していく。わたしが先導してデモンストレーションをしながら、共同作業でカギを開けていくようなイメージです。
共同作業で精度が上がる
「まどろっこしいから、結果だけを知りたい!」という人もいるかもしれません。でも、わたしはこのクライアントさんとの共同作業にこだわっています。
その理由は大きく二つ。
まず一つは、「鑑定の精度が上がる」ということ。
ホロスコープで示されている内容はとても抽象的です。数字や象徴に込められた意味に対して、いろいろな解釈ができます。
もちろん、その解釈の精度こそが鑑定士の力量ではあります。
ですが、やっぱりクライアントご本人のことを一番知っているのは、ご本人。自分自身の過去の体験や感情と結びつけながら読んでいただくことで、より具体的にホロスコープを活用することができるようになる。共同作業にすることで「言われた内容にご本人がピンとこない」という状況が減り、結果的に精度の高い、実際の場面に役に立つ鑑定になると思っています。
もう一つは、「主体性を持っていただける」ということです。
前回、ホロスコープ(出生図)に示されているのは、その方の「魂の宇宙のありよう」である、と書きました。そして、ホロスコープを読み解くことは、その宇宙を探検するようなものであり、その探検のプロセスこそが癒しになるのだ、と…。
もし、そのせっかくの大切なプロセスをわたしだけで探検してしまって、クライアントご本人が体験できなかったら、すごくもったいないと思っちゃうんです。わたしは探検のガイド役になることはできますが、探検するのはあくまでもクライアントご本人であるべきだと考えています。基礎的なルールを把握してからのほうが、はるかに主体性を持って探検に取り組んでいただけるようになります。
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今回は、ホロスコープを読むときのスタンスについて、書いてみました。共同作業、楽しいんです。
次回は、もう少し具体的に「読み方」にフォーカスしていきますね。その方法は「滝あやこオリジナル」と言えるものだと思います。